「やっとかめだわもー!」これは、名古屋の方言で「お久しぶりです」という意味だそうで、ご無沙汰しておりました、マクミラン・アリスのイベントをご紹介する案内人、スペードでございます。

わたくし、すでに名古屋への愛があふれ出て止まらないんです!それというのも、現在愛知県・名古屋市では、出版160周年記念「不思議の国のアリス展」が栄の松坂屋美術館で開催中!

素晴らしい展示と共に、さっそく名古屋のファッショナブルなショッピング街や、「名古屋めし」と言われるひつまぶし等のグルメを、見学および堪能して参ったもので、にわか名古屋弁が顔を出してしまうのです。ご容赦ください~。

さて、私の名古屋愛はさておいて、展覧会のご案内を始めさせていただきます!

とてもかわいらしいダイヤ模様の入ったメインビジュアルが掲げられた今回の会場、松坂屋美術館は、日本最大級の売り場面積を誇る松坂屋名古屋店に併設されており、百貨店の施設としては珍しい本格的な美術館として全国的にも有名です。

クラシックモダンな扉の向こうに広がるのは天井が高く大きく開けた展示スペース。通路も広々と取られていますよ。

さあ、さっそく会場内に入ってみましょう。

日本でも海外でも、様々なメディアで紹介されている『不思議の国のアリス』の世界。

でもその展示を観るにあたって、『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』の詳細なストーリーを忘れてしまった!という方も、本まで手に取ることがなかった、、という方もおられるでしょう。でもそんなおみゃーさまも遠慮なくみえなさって!全く心配ございません!

しっかりと登場人物の紹介からの導入が用意されています。

そしてなんといっても本展覧会では『不思議の国のアリス』そして『鏡の国のアリス』の本にある挿絵すべてが網羅され、物語の順に展示が構成されていますから、順路に沿って鑑賞していくことで自然とストーリーを追っていくことができるのですよ。

もちろんこれまでの会場同様、ケース内に展示された書籍や資料を除いて会場内の写真撮影OK!

ご自身が好きだったシーンや印象に残った挿絵などをそっと振り返ってお楽しみになるのはもちろん、大きなパネルの前で記念撮影をすれば、SNSなどに投稿して、アリスファンやお友達ともシェアもできるので、おすすめです。

同一場面の挿絵に対し、複数の絵が展示されているというのが今回の展覧会の大きな特色のひとつ。

上の白ウサギを追いかけようとするシーンの挿絵では、アリスの物語が世に出る前に作者ルイス・キャロルが自身で描いた絵(『地下の国のアリス』より)、不思議の国のアリスが初めて刊行された際に挿絵を描いたジョン・テニエルの白黒の絵(原版からの再プリント)、子供向けダイジェスト本のために、マクミラン社が一部を彩色印刷した挿絵(『リトル・フォークス・エディション』より)、そして4色印刷の出版に向けてハリー・シーカーが彩色した原画、それらをじっくりと見比べ、楽しめる贅沢な鑑賞ができます。

見比べやそれぞれの絵の特徴については前回のレポートで詳しくお届けしていますのでぜひこちらのブログ記事もご一読くださいませ。(どれが何か、わかったら通ですね!)
「英国マクミラン社の原画を日本初公開!160周年記念「不思議の国のアリス展」横浜・大阪会場のレポート&名古屋会場の予告!」(https://macmillan-alice.jp/news/2024/06/276

 

さて『不思議の国のアリス』が生まれた経緯はご存じですか?

19世紀のイギリスで数学教師をしていたルイス・キャロルが、学寮長の3人娘をお守りのため舟遊びに連れ出した際、即興で話して聞かせた物語を次女のアリス・プレサンス・リデルが大変気に入り、お話を本にしてほしいとせがみました。

このお話が『地下の国のアリス』を経由して、他でもない『不思議の国のアリス』になったのであり、その娘が他でもないアリスのモデルなのです。(詳しくは本サイト内「アリスを知ろう」https://macmillan-alice.jp/about-alice)や、「アリスの日」https://macmillan-alice.jp/alice-day)のページへどうぞ!)

その三姉妹とアリス・プレサンス・リデルの写真のほか、キャロルにまつわる展示、挿絵の印刷原版、書簡や非常に珍しい130年以上前のアリスのグッズ、マクミラン社が所蔵する歴史深い書籍の数々まで。原画以外の展示もじっくりとお楽しみいただけます!

なんといっても約250点の圧倒的な展示数ですからね。展示を見渡しながらちょっと一休みできる名古屋会場の広さが嬉しいのです。

ここまで多くのマクミラン・アリスの原画に囲まれる空間に自身を置ける機会はそうそうありませんから、どうかご自身のペースで不思議の国の世界にゆっくりと、そしてどっぷりと浸る貴重なひと時を過ごしてくださいませ。

続いて鑑賞の後のお楽しみ、展覧会併設のショップもご紹介いたしましょう!

ご覧ください!最新の商品から展覧会限定グッズ、物語をあらためて読みたくなった方にお勧めの書籍、お土産にぴったりのお菓子などがずらりと並んでいます~!

私スペードの一押しは、やはり展覧会の会場でしか手に入れることができないオリジナルグッズ!
そして当展覧会で展示されている原画や資料を振り返ることができ、装丁も美しい展覧会図録(税込2,500円)なのですが、こちらは以前ブログで詳しくご紹介しましたので、今回はグッと気持ちを抑えて割愛いたします。

「不思議の国のアリス展」限定商品Part Ⅱ!160年の軌跡がわかる図録も大人気。(https://macmillan-alice.jp/news/2024/06/329

会場真ん中の島に並びますのは、ティーパーティーのお供にぴったりのお菓子たち。

おっとご注目!!中心に並んでいる帯が巻かれた3種の四角い缶は以前仲間のハートがご紹介していたローズホテル横浜のクッキー缶ではないですか!
ローズホテル横浜の特別なクッキー缶とアフタヌーンティー&スイーツブッフェレポート(https://macmillan-alice.jp/news/2024/06/391

ローズホテルのパティスリーショップか通販でしか手に入らないあのクッキー缶が名古屋会場にて数量限定で特別販売されているのですって。これは見逃せないですよ。

カフェ文化が盛んでモーニングサービスの発祥地とも言われる名古屋で私が注目したのはこの棚です。

マクミラン・アリスの魅力が詰まったカップ&ソーサー(器の肌が透き通るような、軽くて薄い磁器製なのです。)やティースプーン、コースターにマット、そしてポットに入れたお茶を温かくキープしてくれるティーコゼ(寒い日などは、これが無いと、せっかくのお紅茶が、本当にあっという間に冷めてしまいます。)などが揃っていますので、お好みのものを揃えれば素敵なティータイムが演出できます。

(そこにローズホテルのクッキーがあったら完璧ではありませんか!?ウフフ)


暑い日もさらっと着心地の良い大きめのコットンTシャツはいかがでしょう?アリスの本から抜け出たようなイラストが、カジュアル過ぎない上品さを演出してくれますよ。

付箋やメモ、クリップボードなどの使い勝手の良い文具、お土産に人気のマグネットなども取り揃えています。

バッグやポーチ、タオルなどの化粧小物も充実!

向かって左側の棚の2段目にあるポーチやブローチは刺繍ブランドtamaoworldとのコラボ商品。インドの刺繍職人によるハンドメイドの1品はこれぞというものを選んでほしい特別感のある品です。

おや!?左上につり下がっているバッグの中に、本会場がお初の新商品がありますね!

チラシ柄のゴブラン織りバッグは、アリスや白ウサギなど、お好きなキャラクターがパターン柄に美しく織り込まれていて、おしゃれです。

その隣のアリスが一人たたずむオフホワイトにブルーが映えたバッグはジャカードニットのトートバッグ。写真には写っていませんが、アリス面の裏には、大きなチェシャー・ネコの顔が!どちらを表にして使っても良いリバーシブルの仕様ですからぜひ会場でチェシャー・ネコ側もチェックしてくださいね。

※商品が売り切れの際にはご容赦ください。また、グッズショップも入場券が必要です。

名古屋の会期はいよいよ2024年9月21日(土)まで!

猛暑に続き、残暑も厳しそうなこの夏ではございますが、地下鉄名城線矢場町駅から地下通路直結(5・6番出口)という体に優しいアクセスの良さ、そして涼しくゆっくりと鑑賞できる広々とした会場は最高だがや! みなさまぜひお越しくださいね。

 

<情報>

出版160周年記念 不思議の国のアリス展 名古屋会場

2024年8月3日(土)~9月21日(土)

開館時間/10:00~18:00(入館は閉館30分前まで)
【松坂屋美術館】松坂屋名古屋店 南館7階

https://www.matsuzakaya.co.jp/nagoya/museum/exhibition/2024_alice/index.html

※当記事に記載されている情報はいずれも掲載時の情報となります。

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