スペードでございますっ!!『不思議の国のアリス』出版160周年のプレゼントのご用意ができました!

7月4日の「アリスの日」を前にして大変焦っておりましたがどうぞお許しください……ああ、よかった!間に合いましたよね。

『不思議の国のアリス』にちなんだクイズと、ちょっとしたアンケートをご用意しましたのでぜひみなさま奮ってご参加ください。

果たしてものすごく難しいのか?ものすごく簡単なのか?クイズは後ほど詳しくご紹介しますが、まずは気になるキャンペーンの内容をご紹介しますね。

 

<キャンペーン概要>

◆開催期間

2025年6月6日(金)~8月31日(日)23:59

◆キャンペーン参加方法

お一人様一回限り、本ブログ記事から応募フォームに移り、クイズの答えと必要事項をご入力ください。

◆プレゼントと当選者数

「不思議の国のアリス」展限定トートバッグ 抽選で20名様

 

 

◆当選発表について

応募期間終了後、厳正なる抽選のうえ、当選者された皆さまには、2025年9月中旬ごろ、応募の際にご登録いただいたメールアドレス宛にご連絡いたします。当選メールを受け取ったご当選者様は、当選メールに記載の期限までに所定の方法にてご返信ください。記載期限までにご返信が無い場合は、当選資格が無効になります。また、落選された方にはご連絡を差し上げませんのでご了承ください。

◆注意事項

応募フォームにございます応募規約を必ずご確認いただき、ご同意の上でご応募ください。

 

◆『不思議の国のアリス』出版160周年記念クイズの問題

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数学教師であるキャロルが考案した、特定年月日の曜日を算出する計算式を使って、キャロルがボートで物語を紡いだ「アリスの日」が何曜日だったか、計算してください。
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★このあと記事の後半で、上の問題の解き方が説明されます。

キャロルの計算式を理解したいあなたはよく読んでチャレンジしてください。

でも、その前に、すぐに答えがわかるヒントをご用意していますよ!せっかちなあなたは、すぐにご応募いただけます!

 

 

さて、皆さま!今年も7月4日に「アリスの日」がやってきます。
(「アリスの日」については、アリスの日ページでご説明しています。)

1862年7月4日の午後、オックスフォード大学クライストチャーチ学寮の数学教師だったルイス・キャロル(大学では本名のチャールズ・ドッドソン先生)は、フォリー橋からゴッドストウまで、テムズ川を上る舟に揺られながら、学寮長の娘たち三姉妹に即興で作った物語を聞かせていました。

そのアリス(次女の名前)を主人公にした幻想的な冒険物語が、1865年にマクミラン社から出版された『不思議の国のアリス』の基になったのです。

一番左は、『地下の国のアリス』、真ん中が初版の『不思議の国のアリス』、右端は、なんと今も人気で、そのままの形で出版されている『不思議の国のアリス』の子ども用簡略版です。(『地下の国のアリス』については、こちらの「アリスを知ろう」のページで説明していますよ。)

そう、アリスのお話がこの世に生まれた、1862年7月4日が「アリスの日」です。この日、三姉妹がボートの上で夢中になった話が、出版されると共に世界中に迎え入れられ、「世界で最も知られた児童書」と言われるほどに愛されるアリスの歴史が始まったのです。

そして2025年は、なんと『不思議の国のアリス』出版から160周年!アリスの古からの歴史を今あらためて感じております。

 

アリスの生まれた英国のオックスフォードでは、第一土曜日(2025年は7月5日)を「アリスの日」として例年、街全体でお祝いする『不思議の国のアリス』フェスティバル2025が開催されます。

なんでも街中はたいへん盛り上がり、毎年新しい大きくなったアリスが登場するのだとか!

オックスフォード博物館、科学史博物館、オックスフォード植物園、ウェストン図書館、アリスショップ、物語博物館など、オックスフォードの各会場では演劇、人形劇、ダンス、ゲーム、講演など様々なイベントが催され、お祝いのムードが盛り上がります。(オックスフォード博物館のHP https://theoxfordmagazine.com/venue/history-of-science-museum-oxford/

そりゃあ、今年も大いにステキなお祭り騒ぎになることでしょうね!

 

それなら、日本の公式サイトもこのお祭り騒ぎに参加しなくっちゃ!というわけで、パズルや謎かけ大好きな元祖パズラー!作者のルイス・キャロルにちなんだ『不思議の国のアリス』160周年記念クイズを出題することになりました!

クイズとアンケートに参加してくださった方の中から抽選で20名様に、昨年各地を巡回した「不思議の国のアリス展」で限定販売された貴重なトートバッグもご用意いたしました~。

皆さま、こちら、ぜひとも奮ってご参加くださいね♪

 

◆アリス出版160周年クイズ◆

 数学教師であるキャロルが考案した、特定年月日の曜日を算出する計算式を使って、

キャロルがボートで物語を紡いだ「アリスの日」が何曜日だったか、計算してください。

 

では、目的への近道がお好きな方はこのまま(1)に進んでください。

そして、難問や回り道がお好きな方(!)は、(1)を見ないで(2)に進んでくださいませ。

 

(1)に進んだせっかちさんへ

ヒントを差し上げます。するとあら不思議、クイズの問題を読まなくたって答えることができてしまうというわけです!

ヒント:答えとなる曜日は、土曜の翌日のおとといです。

 

では、解答がわかったら、以下のボタンをクリック!アリスのアンケートに答えて、トートバッグプレゼントに応募してくださいね!

 

(2)に進んだ回り道と冒険が大好きなみなさまへ

ぜひとも、ルイス・キャロルが1887年3月に生み出した【ある特定の年月日の曜日を暗算する方法】で、163年前の、記念すべき「アリスの日」が果たして何曜日だったのか、解き明かしてくださいませ。

まず本来の「アリスの日」が何年の何月何日だったか(公式サイトのこちらのアリスの日ページにも説明が載っていますが。)問題の扉を開く【鍵】としてお渡しします。
ボートで物語を紡いだ最初の「アリスの日」は【1862年7月4日】です。
さて、この数字を使って、いざ、問題を解き始めましょう~


 

<キャロルが生み出したある特定年月日の曜日算出方法>

  • 与えられた日付を4つの部分、すなわち世紀数、経過年数、月、日の項目に分けます。
  • 後にご紹介する計算方法で、各4項目からそれぞれの数字4つを割り出します。
  • 見つかったらそれぞれの数字を、順番に前の項目の合計に加算します。

※その際、その項目または前の項目との合計が7を超える場合は、7で割り、その余りのみを必要な数字として残します。

 

まずは図Ⅰのように【項目1】世紀数/【項目2】経過年数/【項目3】月/【項目4】日と4つの部分に分けてみましょう。

次に各4項目の数字を割り出していきます。

 

【項目1の出し方】

世紀数を4で割って出た余りを、3から引いた答えに、2を掛けて出します。(図Ⅱ)

 

 

 

【項目2の出し方】

経過年数の中の[12の数](62を12で割ると出る値)と[その余り]、さらに[その余りの中の4の数]、これらを足します。(図Ⅲ)

 

 

【項目3の出し方】

英語表記で月名が母音で始まるか終わる場合は、その月の数字を10から引きます。(図Ⅳ)
それ以外の月の数字を計算で出すためには、1月の【0】から始まる月の数字に、その月のすべての日数を加えて7で割りそのあまりの数字が【翌月の数字】となります。(図Ⅴ)

 

さて、ここで心細くなった皆さまに近道をお教えしますね!
マクミラン社の編集者が上の方法で計算して、それぞれの月の項目に入れる数字を求めたら、以下の通りとなったそうです。(図Ⅵ)スペードも検算しましたが、同じ数字になりました!!各月にあたる数字はこれで良さそうです。

 

 

でも、せっかくなので7月だけは、空欄にしておきます!

 

※閏年の1月または2月の場合は、このようにして得られた合計から「1」を減算(合計が「0」の場合はまず7を加算)して修正する必要があります。4で割り切れる年はすべて閏年ですが、新暦の世紀年(世紀の数が割り切れない年、例:1800年)は例外です。

 

【項目4の出し方】

その月の日をそのまま用います。(図Ⅶ)

 

 

 

【最終的な数字】

4つの項目が見つかったらそれぞれを、前の項目の合計数に加算します。

項目または前の項目との合計が7を超える場合は、7で割り、その余りのみを残します。

余らない場合は0が入るというわけです。(図Ⅷ)

 

 

【どの曜日でしょう】

最終的な数字は曜日を示します。(図Ⅸ)

「0」は日曜日、「1」は月曜日……とあてはめます。そうすると答えは何曜日?

 

 

 

 

よくぞここまで!お疲れ様でございます!

スペードは途中から迷路に入り込んだ状態になりました……ふう、何とか出口についたやら、ズルしたやら。キャロルはなんとこの計算を約20秒で暗算することができたそうですよ。全くもって信じられませんね。

さあ、下のボタンをクリックし、応募フォームからキャンペーンにご参加くださいませ!

 

 

ご応募はお一人様一回限り。キャンペーンの応募にはニックネームを使用いただきます。当選連絡もニックネームにてお届けいたしますのでどんな名前をご自身でお付けになったのか忘れないでくださいね!

 

応募期間を過ぎますとフォームのリンク先は終了となりますのでご了承ください。

 

さてさて、今回のご案内も迷路もここまで。

 

そして、そして、キャロルにまつわるなぞ解きを、もっと知りたい!というなぞ解きファンのために、英国マクミラン社が、ルイス・キャロルのパズルブックを出版しました。(こちらのアリスの本のページからご確認いただけます。)

まだ出版されたばかりで、日本語には翻訳されていませんが、キャロルが作った沢山のなぞ解きが載っていますよ。えー??これもキャロルが作ったのか・・・。と驚くこと請け合いです!

 

また、160周年記念キャンペーンは、マクミラン・アリス日本公式オンラインショップでも開催中!

条件を満たしたお買い上げで、160周年のノベルティトートがもらえます。詳しくはこちらの特集ページにてご確認ください。

 

次回はどんなご案内をしましょうか……実は決まっているのですけれども、ここではお話できませんのです。ふう。ですからどうか次回を楽しみになさってくださいね。

 

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