Alice Books アリスの本

「アリスを知ろう」のページでご紹介した4冊の本が、ルイスキャロルが著したアリスの物語です。ここでは、その4冊を含めて、今も手に入れられる書籍の一部をご紹介しています。もし、気になった本がありましたら、ぜひご自身の手でページを開いて、アリスの物語の世界に入ってみてください。アリスと、チェシャー・ネコや、ハンプティ・ダンプティが、本当はどんな話をしたのか、とっても気になりませんか?

アリスの物語

不思議の国のアリス

  • 作:
    ルイス・キャロル
  • 絵:
    ジョン・テニエル
  • 彩色:
    ハリー・シーカー
  • 訳:
    脇 明子
  • 出版社:
    岩波書店 岩波少年文庫
  • 発行年:
    2000年
すっかり退屈して、お姉さんの読書を邪魔していたアリスは、突然出てきた白ウサギの後を追いかけて穴に飛び込みます。すると奇妙で不思議な冒険が始まりました。
1865年に英国で生まれた児童文学の先駆け的な名作をカラー表紙で飾りました。
翻訳者は英国ファンタジー文学の研究者および翻訳家の脇 明子先生です。

鏡の国のアリス

  • 作:
    ルイス・キャロル
  • 絵:
    ジョン・テニエル
  • 彩色:
    ハリー・シーカー
  • 訳:
    脇 明子
  • 出版社:
    岩波書店 岩波少年文庫
  • 発行年:
    2000年
暖炉の前で子ネコとのおしゃべりを楽しんでいたアリスは、暖炉の上の鏡を通り抜け、反対側の世界に出てしまいます。チェスの国で冒険が始まると、アリスは女王をめざすことに。
道すがら、おしゃべりな花やハンプティ・ダンプティらと奇妙な会話を重ねます。
多くの人々のリクエストを受け1872年に発行された『不思議の国のアリス』の続編です。翻訳者は英国ファンタジー文学の研究者および翻訳家の脇 明子先生です。

子ども部屋のアリス

  • 作:
    ルイス・キャロル
  • 絵:
    ジョン・テニエル
  • 訳:
    安井 泉
  • 出版社:
    七ツ森書館
  • 発行年:
    2015年
ルイス・キャロルが、就学前の幼児にも読みやすいように企画した『不思議の国のアリス』です。お話は、小さな読者に語り掛けるような口調で短く書き直され、挿絵も、楽しく読めるよう、ジョン・テニエルに大きく描き直してもらったうえで、彩色が施されました。
こちらの翻訳書は、日本ルイス・キャロル協会会長・安井泉氏の翻訳による新訳で、公式初版『The Hursery Alice』の原書からテニエルのカラー画20点を収録しています。
表紙のみ、キャロルの友人の女流画家エミリー・ガートルード・トムソンによるものです。

地下の国のアリス

  • 作:
    ルイス・キャロル
  • 絵:
    ルイス・キャロル
  • 訳:
    安井 泉
  • 出版社:
    新書館
  • 発行年:
    2005年
1862年、アリスのモデルとなった少女アリス・リデルの為にルイス・キャロルが書き上げた『地下の国のアリス』は、現在世界で読み継がれている『不思議の国のアリス』の原型です。世界に1冊の原本は英国のブリティッシュライブラリーに所蔵されており、その復刻版が引き続き発行されています。本書にはキャロルの序文、「復活祭の挨拶状」「クリスマスの挨拶状」も収録されています。