Alice Books アリスの本

「アリスを知ろう」のページでご紹介した4冊の本が、ルイスキャロルが著したアリスの物語です。ここでは、その4冊を含めて、今も手に入れられる書籍の一部をご紹介しています。もし、気になった本がありましたら、ぜひご自身の手でページを開いて、アリスの物語の世界に入ってみてください。アリスと、チェシャー・ネコや、ハンプティ・ダンプティが、本当はどんな話をしたのか、とっても気になりませんか?

アリスの関連書籍

アリスのことば学2 鏡の国のプリズム

  • 作:
    稲木 昭子、沖田 知子/ 引用:ルイス・キャロル
  • 絵:
    ジョン・テニエル
  • 出版社:
    大阪大学出版会
  • 発行年:
    2015年
数学教師だったルイス・キャロルは、ことば遊びや謎解きが大好きです。学校の教え子や、アリスの読者の子どもたちにも、不思議な手紙をたくさん書きました。逆さ言葉やカバン語など、ある法則によって意味が表れてくる手紙なのです。さらに『鏡の国のアリス』では、不思議な登場人物たちと、チェスのゲームを進めながらお話が進行します。世界で最も有名な児童書に隠されている様々な謎を、原書の文章から解き明かします。

アリスのことば学 不思議の国のプリズム

  • 作:
    稲木 昭子、沖田 知子/ 引用:ルイス・キャロル
  • 絵:
    ジョン・テニエル
  • 出版社:
    大阪大学出版会
  • 発行年:
    2015年
ルイス・キャロルが、数学教師をしていた時代、オックスフォード大学の教師でいるための条件は、独身であることでした。そんな高いハードルを乗り越えて生涯を数学教師という仕事にささげたキャロルが、どれほど数学やその分野にある論理学を愛していたのか。アリスの二つの物語のうち、『不思議の国のアリス』の中に隠されたことば遊びの秘密を解き明かします。

『不思議の国のアリス』を英語で読む

  • 作:
    別宮 貞徳/ 引用:ルイス・キャロル
  • 絵:
    ジョン・テニエル
  • 出版社:
    筑摩書房 (ちくま文芸文庫)
  • 発行年:
    2004年
アリスの物語中の英文と、その文が本当に意味するところを読み解くテキストで、翻訳の達人であり、先生としても知られる別宮先生(べっくせんせい)のロングセラーです。アリスの原書に興味を持っていたファンの皆さまは、山岳ガイドさんと山を登るように、原書の大事な部分を押さえてルイス・キャロルの書いた英文を試し読みをすることができます。これまで出版されてきた様々なアリスの物語の翻訳に興味が湧いて、いろいろな翻訳を読み比べたくなってしまうに違いありません。